公務員が案外知らない年金制度の概要について

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公務員といっても案外年金制度を知らない職員て結構多いんですよね。なので確定拠出年金制度が始まった!税制上有利だ!といっても年金制度をよく理解していないので実践しよう、口座を作ろうという人って少ないんですよね。

なので、確定拠出年金について述べるまえにそもそも年金制度がどのようになっているかおさらいしてみたいと思います。

年金制度はご存知の通り、65歳から受給できる老後生活を保障する社会保険制度の一つです。

年金制度は、先ほどの65歳からもらえる老齢年金のほかにも、障害が残ったときに受け取れる障害年金、死亡したときに親族に払われる遺族年金の3つに分かれますが、このサイトでは主に老齢年金だけに言及します。

日本における年金のざっくりした概要

老齢年金の加入者は大きく3種類に分かれることができます。

・第1号被保険者(自営業者・農家等)
・第2号被保険者(民間サラリーマン・公務員)
・第3号被保険者 (民間サラリーマンの妻)

そして、年金制度は階層に分かれて設定されています。

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日本は国民皆年金といわれる所以であるように国民年金に日本国民ならみんな基本的に加入しています。

そのうえでサラリーマンであれば厚生年金にも加入していますので、いってみれば国民年金+厚生年金と年金にダブルに加入しているので、当然国民年金だけの自営業者、農家よりは老後多く年金がもらえるわけです。

(※でも、それでは国民年金だけの自営業者や農家が不利ですよね。なので、厚生年金がない分「国民年金基金」 に加入して老後生活を補うわけです。)

公務員の年金制度は優遇されていた・・・けど。

では、翻って公務員の年金制度はどうかといえば、当然国民年金にも加入していますが、サラリーマンと違って共済年金という年金に加入していました。これで2階建て。

しかし、これに加えて職域加算が上乗せされていましたので、これで先ほどと合計で3階建てです。

つまり公務員年金はまとめると、国民年金+共済年金+職域加算の3階建てなんですね。

やっぱり公務員なので老後も安泰かぁ。。と思いきや、昨今の経済状況やら国の財政赤字やらで公務員の有利な年金制度も改革の魔の手が及んでいるのです。

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公務員の共済年金が改悪されていたことを知っていますか?

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