節税メリットが驚異的な確定拠出年金の魅力について

4ef09310-s

給付が確定していないリスクのある確定拠出年金ですが、実はめちゃくちゃお得であるんですよね。
だけれども、みんなあまり理解していないので、利用していないんです。どうしても、給付額が確定していないというリスクばかりに目が取られてしまい、躊躇するんですが、本当にお得です。

確定拠出年金のメリットはずばり節税

確定拠出年金は、月12,000円の上限額となっていますが、この12,000円の掛金すべてが全額所得控除、最大、年間144,000円の所得控除となります。所得控除って何?という人もいるかもしれませんが、あっさり言えば毎年必ず払う所得税と住民税が安くなって、還付金が多くもらえるということです。

つまり、確定拠出年金をしている人としていない人では、年間144,000円の節税で差がついてしまうんですよね。同じ所得でも、所得控除をされて最終的な課税所得が異なるので確定拠出年金をしている人のほうが払う所得税と住民税が低いわけです。

でも、ここで気づいた人もいるかもしれませんが、拠出額(掛金)を給付額が下回るリスクがあるんだったら、いくら節税メリットがあるのでは問題じゃないか、と思う方もいるかもしれませんが、確定拠出型年金の中には、元本保証をしている商品もあるんですよね。

なので、元本保証ですので、リターンはそんなに望めないものの、 自分のお金は一切失うリスク無しに節税メリットだけは享受できるんです。

運用益もすべて非課税

掛金は所得控除となりますが、同時にその運用益もすべて非課税です。株式投資をしていない人のために説明すると、株式投資の利益(配当益も譲渡益も)20%課税されます。なので、1万円利益を出したら2000円は課税で持っていかれます。

しかし、驚くことに確定拠出年金で発生した運用益は非課税であることから、その運用益を再投資していけば、当然雪だるま式に資産は増えていきます。

このように、所得税、住民税だけでなく運用についても非課税できるのであれば、多少リスクをとってリターンを求めた運用してみようという気になりませんか?

65歳まで使えないはデメリットではなくメリットと考えるべき

また、この確定拠出年金については、 65歳まで原則引き落としはできません。これをデメリットと考える人もいるかもしれませんが、私としてはどんな誘惑があっても引き落としができず、老後の蓄えを残すことができるんですよね。

なので、仮に年間144,000円貯蓄した場合、30年間貯蓄したのならば掛金だけで最低でも432万円を貯金できます。当然これまでの掛金はすべて所得控除、さらに リスクをとって増えた運用益も非課税分の利益も享受していたら、これほど老後の備えがしっかりしたものもないでしょう。

じゃあ、そんな確定拠出年金ですが、やはり弱点もあります・・・・

次の記事
良いことずくめの確定拠出年金の弱点と補う方法

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする